ホワイトノイズと時間 (2)

ホワイトノイズの特徴は、「意味」を持たないことです。
ここで「意味」について考えてみたいと思います。

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はじめに言(ロゴス)があった。言は神とともにあり、言は神であった
― 『ヨハネによる福音書』1:1
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ここでいう「ロゴス」とは、何でしょうか?
Wikiで調べてみますと、言葉、論理、概然、理性、意味という説明がありました。

私は、ロゴスというものは、時間がなくては存在できないものだと思います。
「言葉」は音です。
実際に声に出して発しなくても、心の中で「時」を刻みます。
「論理」は、時間がなくては存在できません。
われわれの「意識」という現象は、それを自覚した瞬間から 、
永遠に止まることのない計算を強いられたコンピューターのように、
「時」を駆け続けています。

ここでいう「ロゴス」とは、「時間」のことでしょうか?
「意味」は、不可逆的時間とともにあります。
時間反転に対称なものがもしあるとすれば、
それは「意味」のないものだ、ということがわかります。
そして「意味」と同時に、不可逆的「時間」概念が生まれてくるわけです。

逆に、時間反転に対称なものがごろごろあったなら、
世界は「意味」を見失うでしょう。
これは「夢の世界」とは少し違います。
「夢の世界」は「現実の世界」と違って、空を飛んだり、過去に戻ったりしますが、
時間の流れそのものは、常に過去から未来に流れています。

ホワイトノイズは、「無意識」に通じる「鍵」なのでしょうか?
ロゴス以前を語ることは、可能なのでしょうか?
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「ロゴス」を世界原理としたギリシアの哲人「ヘラクレイトス」

つづく