身体のフォノグラム 経絡

東洋医学の概念に経絡というものがあります。
生物電流とか、末梢神経のことだとか、今までに色々な説がありました。
それが何であれ 実際の治療には差し障りはないということで、
あまり追求されていないままです。
どうしても宗教的なにおいがします。
そうでない説明を試みたいと思います。

体を叩くと音が出ます。
その音や音の響きを聞きながら、フォノグラムをプロットしたのが以下の図です。
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この坊主は私の甥で、花粉症の時に体の音を聞いて、
フォノグラムを描きました。経絡学説でいうところの肺実の状態です。
肺経絡上に渦がありますが、これは東洋医学では、硬結といわれているものです。
渦のところは音が詰まった感じで、低い鈍器で叩いたような音に聞こえます。
赤い点は、軽い乾いたような響きに聞こえます。

次に、肺の経絡図を以下に示します。
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見事にフォノグラムと一致します。
皆さんも体をあちこち叩いて体の音を聞き比べてみてください。
悪いところほど音が入り組んで、マダラになっています。
古典的な経絡理論とフォノグラムを比較して、
さまざまな症例別のデータをサンプルしております。

実際の治療では、赤点に灸や針を刺します。
渦には按摩をします。

この辺は東洋医学の寫法と補法という概念で説明されているのですが、
どっちがどっちか良くわかりません。
いずれにしても赤点がなくなれば渦もなくなるし、
渦がなくなれば赤点もまくなります。
実と虚に分離してしまった状態が、病気なわけです。