等音面の存在の実証(過去の実験記録から③)

等音面というものが文字どうり、共鳴版の各点において同じ振動数分布を示すことが、
実証されました。
実験がしやすいように、扱う共鳴版のアウトラインは円としました。
円は考えうる最も単純な形です。また幾何学的にも対称であるので、
位置の比較や共鳴状態が容易だと考えました。

まず、フォノグラムで合わせていない単純な円形を、9つの位置で測定してみます。
視覚的には完全な円でありますが、アウトラインのフォノグラムは揃っておらず、
内部の音図もぐちゃぐちゃです。

それでは、視覚的に対象な各位置に圧電スピーカーを置いて、響きの違いを調べてみましょう。
hhhs
1~9の番号のついたところの振動数の分布状態を調べてみます。
以下が、測定結果です。
2013020821384782cs
201302082138579e7s
20130208213905006s
20130208213915498s
2013020821392506bs
2013020821393693bs
201302082139466e6s
20130208213954907s
20130208214001753s
見ての通り、1~9の番号のところでは、響き方が全く異なっていることが確認されます。
見た目には綺麗な円ですが、音の意味では全く対称ではないということです。

次に、同じ円でも等音面に仕上げた円を同じ方法で調べてみます。
見た目には同じ円ですが、今度は、アウトライン、曲面の各点すべて音の世界で、
対称になるように削って出来上がった曲面です。
2013020821445918as
同じように、1~9番の位置に圧電スピーカーをセットし測定してみます。
以下がその結果です。
1s
2013020821464142cs
2013020821464798es
20130208214653b59s
20130208214659e30s
201302082147042c7s
20130208214710f94s
20130208214716a38s
201302082147210a0s
見事に同じ分布になっている(近づいている)と言っていいことが確認されます。
これで等音面というものの存在が実験的に証明されました。

正直ここまで綺麗な結果が出ると思いませんでした。
しかもまだ音列は全て合わせておらず、まだデッサンの段階です。
もう少し音列を進めていったら、さらに一致するだろうと思われます。
(それでも物理的には0.数mmの世界の話です。)

ここではっきりとさせておきたいことは、
「人間の感覚の方が機械の測定よりもはるかに優れている。」
ということです。

私が驚いているのは、
「まさかここまで機械が理解できるとは思わなかった。」
ということなのです。

この複雑な波形を、このように一致させることが人間には可能なのです!
これからは問いかけを変えなければなりません。

「なぜそんなことが人間にできるのか?」

と。

この実験結果は、私の研究生活における最初の勝利といっていいと思います。